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しみ

しみ

“しみ”と一言で言っても実は様々な種類のものを含んでいます。
どんなしみなのかをきちんと診断することが治療に重要です。

いわゆる“しみ”は老人性色素斑・日光黒子のことを言うことが多いです。茶色で大きさは様々ですが境界がはっきりしていることが特徴です。

“そばかす”は雀卵斑と言い、3歳ごろから顔などに3mm程の茶色い斑点が多発します。肝斑は境界がはっきりした茶色のシミが頬を中心に左右対称にあらわれます。紫外線で悪化し、妊娠をきっかけに出現することもあります。

しみと似たような症状が現れるADM(後天性真皮メラノサイトーシス)もあります。額や頬に青〜灰色の点状のシミが左右対称に多発します。自然に消えることはなく、徐々に色が濃くなることが多いです。

30歳からの女性によく見られます。境界がはっきりした茶色の色素斑が両頬に左右対称にあらわれます。額や口の周りまで広がることもあります。紫外線や女性ホルモンのバランスが原因となるため、紫外線の強くなる時期や妊娠中に悪化します。

【受診から治療まで】

まずはカウンセリングを行います。VISIAで画像撮影を行い肌の状態を分析し、どんなしみなのかを診断します。中には悪性腫瘍が隠れている場合もありますので、ダーモスコープで悪性のものではないか確認を行います。

当院ではQスイッチルビーレーザーを導入しております。スポット照射やルビーフラクショナルを使い分けてしみの治療を行います。また、補助療法として内服治療や、トレチノインやハイドロキノンの外用を使用します。肝斑は内服やピーリング、イオン導入などで改善を図ります。

日頃のスキンケアも重要ですのでスキンケアの指導も念入りに行わせていただきます。

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