酒さ・血管拡張・血管腫

顔など皮ふの赤みで悩んでいる方は多いと思います。赤みの原因は血管であることが多く慢性的な症状であることが多いです。

酒さ

毛細血管が拡張して赤みが出る紅斑毛細血管型、ぶつぶつや膿疱ができる丘疹膿疱型から丘疹が融合して鼻にゴツゴツとした腫瘤を作る鼻瘤型に分類されます。それぞれのタイプで効果的な治療が変わってきます。

血管拡張・血管腫

血管拡張は擦れなどの慢性的な刺激で皮ふの表面の毛細血管が増えたり、広がったりすることで赤みの原因となります。赤いポツッとしたできものは老人性血管腫と言い、加齢に伴って増えます。血管拡張も血管腫も自然に消えることはありません。

【受診から治療まで】

まずは、カウンセリングとVISIAでの肌診断を行い赤みの原因を判断します。
赤みの治療はスキンケアが重要ですのでスキンケアの指導は重点的に行います。
当院では、血管が原因の赤みや血管腫には血管の中のヘモグロビンに吸収される光を用いたブルーレーザーやロングパルスYAGレーザーを使って治療をします。血管拡張や血管腫などの場合は一度で消えない場合もあります。酒さについては保険診療での塗り薬に加えてアゼライン酸の外用なども併用します。また、イソトレチノインの内服が効果的な場合もあります。